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学会長挨拶

日本歯科衛生学会

学会長 吉田 幸恵

学会長 吉田 幸恵

日本歯科衛生学会は、日本歯科衛生士会の中に置かれ、歯科衛生士の実践に根ざした学術研究、成果の発表および普及、啓発等を推進しています。

そのため、学会では年1回の学術大会の開催や年2回の学会雑誌の発行、歯科衛生臨床研究の助成などの事業を行っています。

なかでも学術大会は、本学会の重要な事業であり、2025年度には節目となる第20回大会を迎えます。第20回学術大会は東京都歯科衛生士会と共催し、8年ぶりの東京での開催となります。開催期間は例年より少し遅くなり、11月2日、3日の開催となります。会場(昭和大学上條記念館)の関係で、2025年度もハイブリッド開催を予定していますので、現地会場およびWEBで多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。

現在、国が積極的に推進し、歯科界でも急速に進められている歯科医療DXは第20回学術大会のテーマにもなっていますが、本学会でも学会雑誌は第20巻より電子ジャーナルに移行します。私達歯科衛生士も新しいデジタル技術の有効活用に積極的に取り組んでいきたいと思っていますのでご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

また、本学会では上記の事業に加えて、「歯科衛生の向上と実践に関する調査および研究」や「専門分科会の推進」を掲げており、歯科衛生士独自の高度な専門性について学術的なアプローチを推進しています。

その1つとして、本学会は専門領域別研究集会を新しく立ち上げ、専門歯科衛生士制度の確立に寄与できる研究を進めることになりました。第20回学術大会では第2回の専門領域別研究会を開催予定ですので、是非ともご参加いただき、共に歯科衛生士の専門性について考えていただければと期待しております。

いま社会は、あらゆる場において専門職としての歯科衛生士を求めています。期待される歯科衛生士として社会に貢献できるよう、会員の皆様と一緒に取り組みたいと思います。