学会長挨拶
日本歯科衛生学会
学会長 吉田 幸恵
日本歯科衛生学会は、日本歯科衛生士会の中に置かれ、歯科衛生士の実践に根ざした学術研究、成果の発表および普及、啓発等を推進しています。
そのため、本学会では年1回の学術大会の開催や年2回の学会雑誌の発行などの事業を行っています。
なかでも学術大会は、本学会の重要な事業であり、2023年度で18回目を迎えました。昨年9月の静岡県での学術大会は、4年ぶりの対面での会場開催となり、会員同士の熱い交流が至るところで交わされ、大変盛り上がりました。また、現地に来られない会員もオンデマンドに参加され、コロナ前の参加者数に迫る1,856名が参加されました。今年度第19回は新潟県の朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)を会場に対面開催を行うと共に、オンデマンド配信も実施いたしますので、多数の会員のご参加をお待ちしています。
また、本学会では上記の事業に加えて、「歯科衛生の向上と実践に関する調査および研究」や「専門分科会の推進」を掲げており、歯科衛生士の専門性のさらなる向上を目指しています。
特に、近年の歯科衛生士業務の高度化や多様化が進む中、歯科衛生の実践においては高度な専門性が求められています。そのため本学会では歯科衛生士の専門性の確立を目指して専門領域別研究集会を新しく立ち上げました。第19回学術大会で第1回目の専門領域別・研究集会を開催いたしますので、こちらにも是非ご参加いただければと思います。
いま社会は、あらゆる場において専門職としての歯科衛生士を求めています。期待される歯科衛生士として社会に貢献できるよう、会員の皆様と共に取り組みたいと思います。