日本歯科衛生士会概要・会長挨拶
会長挨拶
公益社団法人日本歯科衛生士会
会長 武藤 智美
2025年6月より、日本歯科衛生士会の会長に就任させていただきました。これまでの長きに亘り、歯科衛生士と歯科衛生士会を支えていただいた歴代の会長および役員や委員の皆様、事務局の皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
私はこれまで地方の臨床現場に従事し、歯科衛生士として現場を歩んでまいりました。その私がこの重責を担うことに、身の引き締まる思いと共に、大きな責任を感じておりますが、都道府県歯科衛生士会での経験を糧に、誠心誠意、努めてまいります。
日本歯科衛生士会の目的は、都道府県歯科衛生士会との連携のもと、歯科衛生士の資質の向上及び倫理の高揚並びに歯科衛生の実践に根差した学術研究の振興を推進し、あわせて歯科衛生の普及啓発を図ることにより、国民の健康と福祉の増進に寄与するとされています。本会の歩みを振り返ると、「笑顔をささえたい」という言葉が随所に見受けられます。歯科衛生士は日々、誰かの笑顔のために力を尽くしています。そして、その歯科衛生士が笑顔で働けるよう支えることこそが、私たち会の役割であると考えております。
今、歯科衛生士への期待がますます高まる一方で、人材確保も喫緊の課題となっています。その需要に対応するための基盤作りを吉田前会長が担ってくださいました。この基盤を受け継ぎ、社会から認められる歯科衛生士の専門性を確立し、必要とされるさまざまな連携に対応するべく歯科衛生士の資質を向上させていけるよう努めてまいります。 日本歯科衛生士会は設立75周年を迎えようとしています。今日も全国各地で歯科衛生士が笑顔で過ごしていることを願っております。
新たな体制のもと、役員一同、都道府県歯科衛生士会と力を合わせ、歯科衛生士の皆様を支え、社会の期待にお応えしてまいります。今後とも皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
日本歯科衛生士会について
日本歯科衛生士会は1951年(昭和26年)10月に設立され、70年余を経過しました。
その間、全国の都道府県に歯科衛生士会が設立され、47都道府県歯科衛生士会とのネットワークをベースとして、定款規定に基づき次の事業を行っています。
目的
日本歯科衛生士会は、都道府県歯科衛生士会との連携のもと、歯科衛生士の資質の向上及び倫理の高揚ならびに歯科衛生の実践に根ざした学術研究の振興を推進し、あわせて、歯科衛生の普及啓発を図ることにより、国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的としています。
事業
一 歯科衛生士の資質の向上及び倫理の高揚に関すること
二 日本歯科衛生学会の開催等、学術研究の振興に関すること
三 歯科衛生の普及啓発に関すること
四 歯科衛生業務の改善及び向上に関すること
五 歯科衛生の国際協力に関すること
六 都道府県歯科衛生士会等、関係団体との連携協力に関すること
七 その他本会の目的達成のために必要なこと
事業内容
Ⅰ.歯科衛生士の資質の向上及び倫理の高揚ならびに学術研究の振興により、歯科衛生士の人材育成を図り、国民の健康と福祉に寄与する事業
1.歯科衛生士の資質の向上及び倫理の高揚に関する事業
(1) 生涯研修事業
・専門研修の企画・運営・推進
・認定研修(認定歯科衛生士セミナー)の実施
・認定歯科衛生士の認定・登録・更新
・その他生涯研修に関すること
(2) 地域歯科衛生活動の指導者育成
・歯科衛生推進フォーラムの開催等
(3) 歯科衛生士の就業状況・意識等に関する実態調査
(4) 歯科衛生に関する国際協力
2.歯科衛生の学術研究の振興に関する事業
(1) 日本歯科衛生学会学術大会の開催
(2) 日本歯科衛生学会雑誌の発行、配布
(3) 学会運営会議等
(4) 研究助成
(5) その他学会の目的達成に必要なこと
Ⅱ.歯科衛生の普及啓発により、国民の健康と福祉の増進に寄与する事業
1.歯科衛生の普及啓発及び広報に関する事業
(1) 歯科衛生だよりの発行、配布
(2) 学生だよりの発行、配布
(3) 歯科衛生普及啓発用冊子等の発行、配布
(4) Webサイトによる歯科衛生情報等の配信
Ⅲ.地域の歯科衛生活動を支援することにより、国民の健康と福祉の増進に寄与する事業
(1) 大規模災害被災地の支援活動
(2) 地域歯科衛生活動の支援
Ⅳ.その他事業
1.都道府県歯科衛生士会及び地区との連携、及び会員管理等に関する事業
(1) 都道府県歯科衛生士会会長会の開催
(2) ブロック連絡協議会開催助成
(3) 会員拡大・管理・育成
2.会員の相互扶助に関する事業