国際歯科衛生士連盟
第19回歯科衛生国際シンポジウム(2013年)
第19回 歯科衛生国際シンポジウムがケープタウン(南アフリカ共和国)にて開催されました
国際歯科衛生士連盟加盟国代表者会議(IFDH HOD Meeting)
2013年8月11日(日)~13日(火)
歯科衛生国際シンポジウムに先がけ、南アフリカ共和国のケープタウン郊外において、3年に一度の国際歯科衛生士連盟の加盟国代表者会議が開催されました。加盟23カ国のうち、19カ国の代表者が集まり、下記の重要な議題が連日討議されました。また、各国の代表者との再会や、新しい出会いに友好も深めることができました。
主な議題
*前回会議議事録の確認
*新しい加盟希望国(ロシア、スペイン)の承認
(ネパールはノンファイナンシャル)
*報告…執行部・財務・監査・委員会・国際歯科衛生誌
課題…地域的グループ・定款・規約・登録等
*2013~2016 HOD目標設定
・世界的に口腔衛生を向上させる
・歯科衛生士の専門性を強化拡大させる
・各国間の歯科衛生士の連携を図る
・IFDHの組織基盤の整備とリーダーシップを強化する
*4委員会(①定款・規約②教育③メンバーシップ④広報)の設立
日本は教育委員会に所属
*次期役員の選挙
*2016年歯科衛生国際シンポジウム開催国のスイスから経過報告
*2019年歯科衛生国際シンポジウム開催国は韓国に決定
(立候補国はほかにデンマーク、アイルランド)
第19回 歯科衛生国際シンポジウム(ISDH)
2013年8月14(水)~17日(土)
ケープタウン・インターナショナル・コンベンション・センター(CTICC)にて、「Oral Health-Vital Link in Achieving Total Health」(口腔の健康、それは全身の健康の達成に欠かせないもの)をメインテーマに開催されました。たくさんの基調講演や口演発表があり、世界34カ国から、およそ540名の参加者がありました。
14日(水)
開会式は、23カ国の代表者たちが国名アナウンス後に、自国の旗を振りながら舞台に登壇し、新しく加盟が認められたロシアとネパールの代表者も式典に参加しました。開会式の後は、アトラクションを楽しみ、ウェルカムレセプションへと続きました。
15日(木)
大小会議室において、さまざまな口演やワークショップが行われました。また、歯科衛生関連企業によるデンタルショー場内には、24件のポスターが展示されました。日本からは薄井由枝さんと室賀麗さんのポスター発表が展示され、参加者は興味深く閲覧していました。夜には会長主催のパーティーがあり大いに親交を深めました。
16日(金)
引き続き口演やワークショップが行われ、参加者は興味のある演題を選んで、熱心に聴講しました。夜には郊外のワイナリーにて、日本のサンスター財団がスポンサーの、ガラディナーが開催され、およそ200名の参加者で賑わいました。そして優秀な研究発表に贈られる「世界歯科衛生士賞」(リサーチ部門・プロジェクト部門・学生部門)の表彰式が行われました。
17日(土)
歯科衛生国際シンポジウム最終日。興味深い口演に参加者は、最後まで熱心に聴講しました。午後3時より閉会式が行われ、IFDH(国際歯科衛生士連盟)の執行部役員の引継ぎが行われました。2016年国際シンポジウムまでの任期3年間、現会長マリアさんから新しい会長ジョアンさんへとバトンタッチされました。
次回(第20回)の2016年は、6月23日~25日にスイス・バーゼルで、2019年は第21回歯科衛生国際シンポジウムが韓国で開催されます。