国際歯科衛生士連盟
第20回歯科衛生国際シンポジウム(2016年)
第20回 歯科衛生国際シンポジウムがスイスにて開催されました
国際歯科衛生士連盟加盟国代表者会議(IFDH HoD Meeting)
2016年6月19日(日)~6月22日(水)
歯科衛生国際シンポジウムに先がけ、スイスのルツェルンにて国際歯科衛生士連盟(IFDH; International Federation of Dental Hygienists)加盟国代表者会議(HoD)が開催されました。3年前のHoD会議(南アフリカにて開催)から数か国の加盟希望があり、26か国から現在30か国(32協会)がIFDHに加盟登録をしています。
主な会議内容
*IFDH創立30周年を記念し「30周年記念ビデオ」をIFDHホームページにて紹介
*新役員の選出(執行部5名)任期は2016年~2019年の3年間
*ISDH(歯科衛生国際シンポジウム)は2019年から2年毎に開催
*2021年はアイルランド(ダブリン)で開催が決定
*IFDH新ポリシーの作成と表明
「IFDHは、ヘルスケアの専門家として、第一次口腔予防医療(予防処置やメインテナンス)の重要な施術者である歯科衛生士をサポートする。歯科衛生士は、生涯にわたって公衆に対し、全身的な健康を提供するために、学際的医療チームに参加することができる。」
*ワークショップ「IFDHとしての社会的責任における社会貢献」
「子どものう蝕予防プログラムの開発」を各国で取り組む。2017年にカンファランス(イタリア・フローレンス)と、2019年にHoD会議・ISDH(韓国)にて各国からの成果発表を行う
*5つの委員会に分かれて今後の目標等の作成
①教育委員会 ②倫理委員会 ③メンバーシップ委員会 ④広報委員会(出版&コミュニケーション)⑤International Scientific Committee(ISDH)
*2016年6月から、IFDHのWebサイトは、約90か国語に翻訳可能となり、世界のほとんどの歯科衛生士は母国語で閲覧できるようになった
*IFDH目標(2016年~2019年)
①口腔の健康の促進②会員特典の増加 ③リーダーシップの養成と強化 ④国際的なネットワークの構築 ⑤社会的責任プログラムの推進 ⑥企業とのパートナーシップの強化・向上 ⑦学際的な団体との関係を構築 ⑧戦略的な計画の策定 ⑨歯科衛生専門職の開発。特に4年制大学および大学院教育に関しての国際的な援助
http://www.ifdh.org/ ※「言語選択」で日本語をクリック
第20回 歯科衛生国際シンポジウム(ISDH)
2016年6月23日(木)~25日(土)
バーゼル・コングレス・センターにて「New Challenges」(新しい挑戦)をメインテーマに、世界43か国から1750名の参加者が集いました。基調講演をはじめ多くの素晴らしい口演発表や、81点のポスター発表が行われました。また、デンタルショーでは60社以上の企業展示がありました。
23日(木)
オープニングセレモニーでは、各国の代表者が旗を持って登壇しました。
今回新企画としてスポンサー企業(SUNSTAR・Colgate・CURAPROX・Hu-Friedy・EMS・TePe)6社によるセミナーが行われました。
24日(金)
サンスター賞受賞者3名の授賞論文が発表され、3名ともアメリカの歯科衛生士でした。
St. Jakob Stadium を貸し切りにし、サンスター社主催のガラディナーが開催されました。
25日(土)
シンポジウム最終日には「高齢者の口腔ケア~国際調査の結果」の報告がされました。 (調査報告の詳細は、論文として発表される予定)
クロージィングセレモニーの中で、IFDH会長のJoAnn Gurenlian氏(米国)からRobyn Watson氏(米国の歯科衛生士で現在シドニー在住)へ交代する式が行われました。
また、次期開催国である韓国歯科衛生士会会長よりアピールスピーチがありました。