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国際歯科衛生士連盟

2024年 歯科衛生国際シンポジウム

2024年歯科衛生国際シンポジウムが韓国で開催されました。

国際歯科衛生士連盟加盟国代表者会議(IFDH HoD Meeting)

2024年7月8日(月)~7月10日(水)

歯科衛生国際シンポジウムに先がけ、韓国の仁川で国際歯科衛生士連盟(IFDH: International Federation of Dental Hygienists)加盟国代表者会議(HoD会議)が開催されました。国際歯科衛生士連盟は現在30か国が加盟しており、今回の会議には20か国が出席しました。

主な会議内容

*リーダーシップセミナー

①歯科衛生士が自分たちの職業や業界をより良くするために、どのようにして効果的にアドボカシー活動を行うか、そのための支援やツールについて学ぶことが述べられた。また、HoDメンバーの調査結果から6つの課題(・特にリスクが高い集団に対する歯科保健医療へのアクセス・既存の組織構造と資源を活用して適応し、前進すること・口腔の健康が全身の健康にとって重要であることの認識・歯科衛生士の専門知識と技能を最大限に発揮できるようにするための法制定・歯科衛生士を従来の歯科診療所以外の環境で勤務することの促進・歯科衛生士自らによる専門職としての規制(プロフェッショナルオートノミー))があげられた

②将来に向けた歯科衛生士会におけるリーダーシップとして、将来のニーズを備えるための優先順位や、会員の真のニーズや入会することの付加価値、全会員が参加できる環境づくり、そして会員とパートナーシップを結ぶ機会を逃さないことの重要性を伝え、アメリカ歯科衛生士会の状況や実態を説明しながら、参加者との議論がおこなわれた。議論のトピックとしては、既存の組織構造とリソースを活用して適応し、前進すること・インクルージョンの重要性 – 文化とコミュニケーション・他者と協力して意味のある影響を生み出すこと

*HoD会議

・主な決議事項

○デンタルセラピスト協会の入会が認められ、それに伴い重要決議は1国1票となった

○次期役員:

 会長 Jill Rethman (アメリカ)
 次期会長 Fouzieh Eliassy (スウェーデン)
 副会長 Sharon Friedman Yaniv (イスラエル)
 財務担当 Miranda Steeples (英国)
 秘書 Carmen Lanoway (ドイツ)

○2030年開催地は、オランダに決定

・主な報告事項

○各国よりカントリーレポートの発表

日本からは基礎教育、日本歯科衛生士会におけるコロナ中のeラーニングによる研修支援、認定制度、災害支援活動などについて報告した。

○個人会員が33名から50名に増加

○加盟国が3か国減(1か国は統合により、2か国は財政難のため離脱)

2024年 歯科衛生国際シンポジウム(ISDH2024)

2024年7月11日(木)~13日(土)

Coexにて、CORE(コラボレーション、最適化、再創造、平等)をテーマに基調講演2,一般公演16,口演発表103,ポスター発表135が行われ、招聘講演に徳島大学藤原奈津美氏、広島県歯科衛生士会長三好氏がベストポスター発表賞、ならびに東京医科歯科大学安達奈穂子氏がベストオーラルプレゼンテーション賞を受賞した。日本人の参加者は180名であった。研究者ばかりではなく青森県から歯科衛生学生や久留米の歯科診療所勤務の歯科衛生士が意欲的に参加していた。

11日(木)

  • 開会式
  • 各国の代表者が国旗を持って登壇
  • 歓迎レセプション

12日(金)

  • スポンサー企業によるセミナー
  • 世界歯科衛生士賞 授賞式
  • 夕方には恒例のガラディナー

13日(土)

  • ワークショップ開催
  • 閉会式
    多くの関係者への感謝のスピーチ、IFDH新役員の紹介の後、2026年ISDH開催地のイタリア・ミラノについて紹介

IFDH公式サイト http://www.ifdh.org/ ※「言語選択」で日本語をクリック

ISDH2024プログラム isdh2024.com

2024年歯科衛生国際シンポジウム